少し前までは雨の中傘をさして通勤していても大した問題ではなかったのですが、道路交通法の改正により傘をさしての自転車の運転に罰則が強化されました。
車両等の運転者は、次に掲げる事項を守らなければならない。
六 前各号に掲げるもののほか、道路又は交通の状況により、公安委員会が道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要と認めて定めた事
【引用】道路交通法第七十一条
現状は少なくなってはきたものの、未だに自転車の傘さし運転をやっている方が多いような気がします。
本当に危ないです!
今回は実際ポンチョを自転車通勤に使用して良い点・悪い点を体験談としてまとめてみました。
※2019/03/21 記事を更新しました。
ポンチョの良い所(メリット)
使用するポンチョによって多少の違いはあると思いますが、使用した上で感じた良い所を書いていきます。
着脱が容易
自転車の前カゴなどに器具を取り付けて広げて被るだけなので、忙しい朝には大変ありがたい仕様です。
脱ぐときも洋服を脱ぐような感じで脱ぐ事が出来ます。
大雨時は雨が洋服まで振り込んでこないようにしっかり顎紐を締めて通勤しますが、小雨程度ならポンチョ被って前カゴに器具をつけて自転車を覆うようにすればOKです。
勤めている会社の駐輪所に屋根がある場合なら、ポンチョを広げたまま駐輪所に止めておけば濡れたまましまわなくていいですし、自転車も濡れにくくなります。
カバン・洋服が濡れない
当たり前だと思いますが、傘さしながら通勤していた頃より明らかな違いと言ったらこれです!
傘さし運転では垂れた雫が背中をしっかり濡らします。
これでは会社着く頃には洋風もカバンも雨に濡れて非常に不愉快な思いをする事は確実です。
ポンチョに切り替えれば、カバンや洋服が濡れる事が少なくなりますし、構造上ガード出来ない靴とズボンに関しては長靴やレインコートのズボンなどで対処すれば、ほぼ濡れる事はないでしょう。
雨が降っている度合いによって変えていけばいいと思います。
携帯に便利
使用しない場合専用の袋に畳んでしまえるタイプなら、とってもコンパクトに携帯する事が可能です。
使用していない際はカバンの中に携帯しておけば、突然の雨の場合でも対応する事が可能なので、通勤時はカバンの中に入れておくのをオススメします。
ポンチョの良くない所(デメリット)
良い所もあれば悪い所もあります。
これからポンチョにしようかと考えている方はこのデメリットをきちんと考慮した上で決めて頂いた方がいいです。
雨は完全にカバーしきれない
どうしても構造上顔面と足元から下が濡れます。
ドシャ降りの時は、服は濡れていなくても足元はしっかり濡れてしまうので、足元を完全にカバーしたいのであればポンチョとは別に長靴を履く必要があります。
そこを煩わしいと思うかどうかは人それぞれになってしまいますが、雨から完全防備したいという場合はそれなりにしっかり対策しておかないといけないです。
ちなみに私は長靴は履かないです。というか持っていない。
今後も自転車通勤を続けるようなら購入を検討した方がいいかなと思っています。
動きが制限される
乗り物はきちんと確認しながら進まないと大変危険ですので、動きが制限されるというのは、ちょっとしたストレスになりがちです。
左右・後方を確認する時は特に気をつけないといけないです。
風のある時は顔面も濡れます。
少々の雨なら良いのですが、大雨だと顔拭きたくなります。メガネを着用の方(私ですが)かなり面倒です。
格好は良くない
これは被ってから気づきました。本当にかっこ悪い!
特に目立つ色だと通行人の方の視線が何となく「ダッセー」と言っている風に思えるのは私だけでしょうか?本人は安全の為にやっているだけなのに。
突風が吹く日は使用を避けた方がいい
実は私、台風が近づいている時にポンチョデビューでした。
意気込んでポンチョを使用してみたら・・・『風が強くてめくれ上がって、前が見えない』という非常事態のまま恐々と帰宅したという記憶があります。
台風の時は使用すると視界を妨げる原因になってしまうので、強風時は使用しない方がいいです。
※強風時でもめくれ上がりにくくなっているものもあります。確認してから購入する事を強くオススメします。
まとめ
いかがでしたか?
悪い事の方が多く書かれていますが、それでも私はポンチョにして良かったと感じています。
・警察官に注意されない。
・傘さし運転は危険過ぎるし法律違反。
自転車通勤をする上できちんと法律を守る事は当然の事ですが、傘さし運転よりも安全かつ濡れずに雨天時に自転車通勤が出来るというのは大変ありがたいです。
これを機会に雨天時の自転車通勤が少しでも快適になるといいですね!
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